週末の夜7時頃。
4人の男女が来店した。
見た感じ10代の若者たちで、同じ作業着を着ているのでバイト帰りの腹ごしらえに当店に食べに来てくれたのだろう。
ピアスをしていたり、髪の毛を染めていたり、みんなでバイクに乗ってきた様だ。
見た感じ俗に言う今風の若者たちだ。
それぞれに注文をもらい、一品一品出来上がり次第テーブルに運んだ。
4人の一人が当店の激辛ラーメンを注文していて、真っ赤な激辛スープをみんなが興味津々に味見しながら「辛ッ!」とか、「辛れーッ!でも癖になるー」
といった感じで、和気藹々と10代らしいノリと会話で食事を楽しんでいる。
そんな今風の一見チャラチャラした感じの10代の若者たちに意外と多い行動が、写真にある光景だ。
食べ終わった食器をまとめて、テーブルを拭いてくれている。
先日2階席で宴会をした20代前半の若者たちも、食器をまとめ、クーラーを止め、座布団を積んで綺麗にしてくれて帰った。
意外と今の若い人たちはしっかりしてるな-と思わされる時がたくさんある。
勿論若者でもグチャグチャに汚したまま帰るお客はいる。
ゆとり世代だからとか、今の若者はどーのこーのと昔の自分たちの時代と比較して、蘊蓄をいう大人がいるが、そういった大人は意外と出来ていない傾向がある。
しかし今の若いヤツはと言っておきながら、自分ができてないというのはみっともない。
私たち大人が、若者たちに背中を見せていく大人でなければいけない。
世代は様々だが、自分優先主義の世知辛い現代だが、
こういった若者たちの様に、相手のことを考え行動できる事を自然と身につけた人生の方がどれだけ豊かな日々を送れるだろうか。
人に有難うと言われる波動は強い。
若者に教えられることは多い。
たかが小さな炒飯屋の毎日にも気づきが沢山ある。