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大川市お酢の蔵ショウブン酢に行ってき来た

ショウブン酢

週末の土曜の夜、一生懸命鍋を振っていると、一人の男性がカウンターに座りました。

忙しく鍋を振っていたので、オーダーをこなすのが精一杯で声もかけれず、食べ終わられてレジで清算となった時、

「アレッ?社長じゃないですか!マスクしてたし、バタバタで気づきませんでした!お久しぶりです!」

以前お世話になった社長さんだと気づきました。

 

大川市にある創業270年の老舗。お酢の醸造元、庄分酢(ショウブンス)の高橋社長でした。

庄分酢(ショウブンス)さんとは20年近く前、毎年行われている蔵開きイベントでの料理コンテストに出品させていただいたり、安全調味料シリーズ「家族想い」を作った時にコラボさせて頂いたり大変お世話になりました。

7年か8年振りの再会でしたがこの日は忙しく、ゆっくり会話もできず、またゆっくり伺いますとその場は別れました。

そして次の定休日に大川市にある庄分酢まで行ってきました。

庄分酢(ショウブンス)は昔のままの造りで自宅と蔵が一体化していて、大川市有形指定文化財にも指定されている今に残る貴重な建物と御商売です。

 

そんな文化に触れさせようと、妻と娘を連れて行きました。

せっかくだからと社長がお酢の製造現場と蔵を案内してくれました。

少し鼻にツンとくる天然醸造の心地良い香りに包まれ、亀仕込みの玄米酢や

木樽の果実酢などの昔ながらの伝統的な製造方法や、江戸時代からのエピソードのお話をしてくださいました。

 

因みにお酢はお酒作りの延長です。

お酒から更に発酵が進んでお酢になります。

だから「お酒」と「作る」の字が合体して「酢」です。

最後に蔵の2階のレストランでお酢の柿サイダー(健康的でめちゃくちゃ美味しい!)を頂きながら、昔のことなど色々とお話をさせて頂きました。(この日はランチがお休みでした)

 

久しぶりに伺った、庄分酢(ショウブンス)。

ゆっくりと、静かに発酵している亀や木樽、そしてお酢蔵の心地よい香りと静寂さにとても癒され、良い休日の時間を過ごさせて頂きました。

蔵の横にあるショップで、お土産にお酢のサイダー、賄ご飯用で黒酢たれと南蛮漬けのもとを購入して帰りました。

お酢を使ったアイディア商品がそろっていて、お酢を使った料理レシピなども紹介されています。

2階はレストランになっていて、本格シェフが作るお酢を使ったランチコースを楽しめます。

レストラン定休日 日曜日/第1・3月曜日

11:30~15:00 

https://shoubun.jp/ristorante-shoubun/

是非一度、行かれてみて下さい!